中学受験の国語の問題の記述って苦手な子が多いと感じます。受験勉強が始まる前にちょっとでも苦手意識を取り除いてあげたいと考えていました。
そこで受験国語での記述問題のハードルを下げるのに明治大学教授の齋藤孝先生が監修されている「ブンブンドリム」という作文添削の通信教育を試してみました。
記述が苦手であろう次女が3年生の4月からブンブンどりむを始め、まず答えを自分の言葉で書いてみるという行為ができるようになりました。そして使い始めてから約9ヶ月で200字ほどの記述が書けるようになりました。
今回はその「ブンブンどりむ」について詳しく書いていきます。
10ヶ月やってみての結論
10ヶ月やってみて、良かったと思います。
子どもって“記述の経験”が普通に暮らしていると少ないです。出来の良さはおいておいて「記述をする経験」が得られたのが1番の成果でした。毎月2回提出の課題があるのですが、ポイントなどで子どものやる気を持続させる工夫がされており、約9ヶ月で200字ほどの文章が書けるようになりました。
一方、1ヶ月5000円超えの費用がかかり、やはり安くはないなと感じました。特に我が家の場合は優秀な付録教材をほとんど取り組めず、さらにコストパフォーマンスが下がってしまっていました。ただ、メインである文章を書くという行為に関してはきちん効果があり、悔しい部分はあるもののやって良かったという結論になりました。
ぶんぶんドリムについて
『ブンブンどりむ』は、明治大学教授の齋藤孝先生が監修されている“小学生の「書く力」を軸に、「考える力」「読解力」「想像力」を育む工夫がふんだんに凝らされた教材”です。
簡単にいうと作文の練習ができる教材だと思います。
費用は月々5,885円。

まとめて払うと6ヵ月一括払い:33,726円(5,621円/月)
12ヵ月一括払い:(64,548円(5379円/月)
と少しお得になります。
メインのテキストはフルカラーで、イラストや漫画がふんだんに使われていて、子どもが無理なく読めるように造られています。
特にメインキャラクターのイヌのような妖精?のポッチーが非常にかわいいです。

特にメインキャラクターのイヌのような妖精?のポッチーが非常にかわいいです。
テキストの中は全てが記述ではなく、一日見開き1ページで進めるのですが、選択肢のみの日、言葉だけ埋める日も結構含まれていて、比較的長い記述が含まれるのは提出課題シートの下書きの会になってきます(月2回はたくさん書かざるを得ない感じです)。
提出課題シートは月に2枚。封筒に入れて切手を貼って郵便で送ると郵便で帰ってくるスタイルです。手書きで書かれた添削は空きスペースにびっしりと書かれているのですが基本的に褒めてもらえます。次女は嬉しそうに読んでいました。
付録
メインテキストの他に付録がついてきます。
- 小冊子『名言集』『漢字集』などポケットサイズの小さな冊子
- 国語力ステップアップブック;漢字、語彙力のドリル
- 問題解決力ドリル・ワークシート(10枚):算数・理科・社会の記述の練習
- 保護者向け情報誌 月刊「ぱぁとなぁ」:提出課題シートの解説、学習、健康管理に関する専門家からのアドバイスが載ってます。
- 子ども向けの会員誌 月刊「ポッチー新聞」:全てのコースの優秀作文と優秀者の投稿作文やクロスワード(ポイントシールがもらえる)が載っています。・
結構沢山の付録がついてくるのですが、我が家の場合熱心に取り組んだのはポッチー新聞のクロスワードパズルのみでした。
子どもが続けざるを得ない楽しいしくみがあります
ポイントシールを集めると、なんと素敵な賞品がもらえます。
賞品は(おもちゃ、文具、図書券もある。大物は天体望遠鏡)と子どもが好みそうなものがならんでいます。商品カタログは紙なので次女は良く眺めて何をもらおうかと考えていました。
ポイントシールは提出課題シートを送ったり、ポッチー新聞に投稿したりクロスワールドパズルに取り組むともらえます。新聞に掲載されるような優秀な文章がかけなくても期日を守り、クロスワードパズルを解いてはがきを出すと毎月60ポイントはもらえるようになっていました。これは子どものモチベーションの維持に効果的で、ポイントシール欲しさにウチの子は課題提出を期限内にできていました。
※ちなみに
1ポイント2から3円相当で毎月真面目にやっていると120〜180円貯まる感じでした。
また提出課題の添削も丁寧で基本的に褒めてもらえます。書いて出せば褒めてもらえてポイントまでもらえるというのが次女にとってはとても良かったようです。
実際にやってみて
良かったこと
やってみてわかったのですが次女は記述がとても苦手なようです(比較は姉。記述は小4の模試でも始めの頃から何かしらはかけてました)。
そんな次女がポイントシール欲しさに記述をしていました。記述が苦手な子は徹底的に出来ないし、書こうとしないそうなので、このドリルをやっていなかったらおそらく記述の経験がないまま中学受験国語に突入していったと思います。
なので書く機会が得られた、事はとても良い機会だったと思います。
さらに自分宛の郵便物がポストに届くのを楽しみに待つという体験をさせてあげられたのも良かったなと思いました。
!残念に思った事
子どもがドリルを継続させる工夫が効果的にされていて、月2回の手書きの添削がある事を考えれば妥当ではあるのですが、費用が高かったことです。送っていただいた優秀な付録の教材が消化できず悔しかったです。
まとめ
ほとんど記述をしたことがない次女が書くことに慣れたのはいい経験になりました。本格的に受験勉強が始まる前に記述の経験が出来てよかったのではと思います。値段は高いですが、ポイントシール等モチベーションを保たせる仕組みがあり親のみではリードしてあげれなかったと考えると値段は高くなかったのではとも思います。受験勉強が本格的に始まる前に「ブンブンどりむ」我が家はやっていて良かったなと思っています。記述が苦手そうなお子さんがいる場合参考になさってくれたら嬉しいです。
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